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えごま油とは

えごま油とは、えごまというシソ科の植物の種から抽出されたオイルで、シソ油とも呼ばれます。えごまはインド高地や中国雲南省高地が原産ですが、日本では1万年〜5500年前の遺跡から栽培していることが分かっているので、国内最古の油脂植物です。えごま油としての用途は平安時代初期に始まりました。当時は灯明油でしたが、その後江戸時代中期までのおよそ800年間は提灯や番傘、工芸品などを塗装する時にも使いました。現在の日本ではえごま油はそれほどメジャーな食用油ではありません。江戸時代後期に菜種が入ってくると、菜種の方が生産効率が良かったため、えごまを栽培する農家が減ったことが原因です。今でも伝統食として親しんでいるのは福島県や岩手県、岐阜県、宮城県など一部だけです。しかしえごま油は健康や美容に良いことが分かり、メディアに取り上げられる機会が増えました。高い効果を支える栄養素が、αリノレン酸です。αリノレン酸は植物油の主な成分で、必須脂肪酸に分類されます。必須脂肪酸は体内では造れない大切な脂肪酸なので、毎日食品から摂取しなければなりません。αリノレン酸の不足は、脳や神経の不調につながります。αリノレン酸は体内ではDHAとEPAといった神経細胞を活性化する成分に変わるので、血液をサラサラにしたり認知症を防いだりします。また脂肪を分解しているリパーゼという酵素を活性化させるので、他の油で調理するよりもえごま油を使った方が、無駄な脂肪を溜めにくいです。1日5gの摂取で効果を実感でき、毎日続けやすいです。ただし、αリノレン酸は熱によって破壊されるので、加熱しないメニューに使うか、ドレッシングのように上から仕上げにかけるのが良いです。